カラリストという選択

エリアで頑張る美容業界の方々にお話をお聞きするEggインタビュー。今回ご登場いただくのは、大阪を中心に7店舗を展開するHIKARIS hairの常務取締役ディレクター永井さん、今春美容学校を卒業したばかり同KUU店入店1年目の井上未貴さんのお二人。7月に京都で行われた三都杯で見事!ワインディング部門グランプリを獲得された井上さん(その他昨年に続きHIKARISさんは今年も多数入賞者を輩出☆)、数々の受賞歴があり創立77年の同店を美容師歴21年&HIKARIS勤務歴21年で教育担当として支えるに永井さんに、三都杯について、お店の「コンテストと教育」についてお聞きしました。

 

- 三都杯ワインディング部門グランプリおめでとうございます。学校を卒業されて入店1年目だそうですが、高津美容学校に通われていた頃からワインディングは得意中の得意だったとか。在学中の頃からコンテストで3回も優勝されているそうですが、今回のご感想は?

井上さん: ありがとうございます。
とにかくすごくうれしかったです。受賞コメントを言うときは感極まって思わずウルッときてしまって。ずっと見てくれていた先輩が結構いい線いってるって言ってくれていたので、少しは正直自信がありましたがグランプリがもらえるとは思いませんでした。
参加しての感想は、三都杯の後に出たコンテストはだいたい160人ぐらいのエントリーだったのですが、そのコンテストは全体のレベルが一定というか、みんな力に差を感じませんでした。それに比べて三都杯は今年特に多いかったようで250人ぐらいのエントリーで差がわかりやすかった。上手な子が目立つコンテストだったように思います。



競技、授賞式、どちらも緊張ってされました?

井上さん:三都杯の時だけじゃなく他も同じで私、競技中は緊張しないんです。授賞式は緊張しましたけど。というのも、競技中はその都度応援に来ている人達の存在があるので、「見守ってくれている」って思うと、不思議と緊張ってないんですよね。くじ運がいいのか、コンテストではよくギャラリー側の番号を引く事が多いので助かってます。俄然モチベーションが上がります。逆に、選手に囲まれてしまう方が駄目。三都杯の後にあったコンテストでは見事ど真ん中。かえって緊張しました・・・。

-当日はそういった何よりも心強いお店の応援があったんですね。今回はコンテストに向けてどういった取り組みをされましたか?

井上さん: コンテスト前に特に力をいれてたレッスンは、巻くロッドを増やしたり減らしたりする事です。どんな状況にも対応できるように!実際本番ではセンターを一本増やしました。レッスン時間はだいたい営業前や後に2〜3時間。多くて3回は巻いてました。
ワインディングのレッスンは学生時代から、結構やってましたね。今まで1000本巻きも16回はやってます。朝9時からはじめてお昼休憩30分をはさんで早くて夕方4時ぐらいまで、巻いて巻いて巻いて。両親も美容師なので最初の頃は見てもらってて、「時間をかけてもきれいに巻く」ようにとアドバイスをもらってました。慣れるまでは、特にこのアドバイスを大切にしていましたね。最近は同期などいろいろな人に見てもらうようにはしています。得意とか苦手とか関係なくチェックする目線て人によって違うので、自分で全然気がつかなかった事とかを指摘してくれるので助かってます。

-お店としてのバックアップはどのように?

永井さん: 店としてのバックアップ?それはもちろん。僕なんか、1週間前から顔を合わせば、マッサージマッサージ言うて、メチャメチャバックアップしました!(笑)って嘘。いえ、そこまではねぇ〜。うちの店、コンテスト前には向けてのレッスンはやりますが、日頃からコンテストで賞を取る為のレッスンっていうのはやってないんですよ。まずうちの店のコンテストに対しての考え方っていうか、姿勢みたいなものが、賞をとる事が目的、目標ではないですからね。「コンテストに取り組んだ全員が良い形で終わる」っていう事こそを目標にしています。今回、たまたま井上がワインディングが得意という事があって賞もとりましたけど、この子と同期の子達って言う存在があるわけです。井上には井上のペースがあるんやけど、一人が目立つと全体のモチベーションが難しくなるっていう事はどうしても有り得る。グランプリとってくれたのは素晴らしい事やけど、それよりも今回は全員にアドバイスをしてくれたりとか引っ張ってくれたっていう事に感謝してます。はじめて言うけど、ありがとう。

井上さん: いえ、私こそいつもありがとうございます。



永井さん: 僕自身は、三都杯に向けては井上ではなく他の部門に出てた子達の方をみてました。その子達もお蔭様で入賞しました!その子達が今回入賞したスタイルをハサミを持って作りだしたのは、井上の優勝もうれしかったけど、実はそっちの方がうれしかったり。まぁ、でもコンテストよりもやっぱり断然大事なのはサロンワークですが。思うのですが、こういったワインディングみたいな技術を競うものは別として、コンテストで作るスタイルってわかりにくい部分が結構あるんじゃないですか。どうしてそこで競い合うのかっていうか、競い合う部分自体がわかりにくいですよね。見る人の目線によって、まったく評価が変わってくる事だって有り得ますよね。だからコンテスト自体を重要視するのではなく、勿論出たい子は出してあげたらいいけど、毎回出るか出ないか店としてベストな選択を繰り返していく事でいろんな意味を持たせていければと考えています。僕は21年この店にいるので、長くいるものとしてそういった選択を一緒にしてあげる存在でありたいと思っています。優勝はうれしい事ですが、コンテストに出る事を仕事にしてしまうと駄目だと思います。

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永井 正彦さん
PROFILE

関西美容理容専門学校卒業後、(有)ヒカリ美容室入社。現在はヒカリスヘアー全7店舗の統括ディレクターとして多くのヘアショーへの出演や、化粧品会社等でのスティール撮影なども積極的に行っている。ミルボンD2、DO・ロレアルコンテスト・三都杯等、毎年数多くのスタッフを入賞に導いている。
自身もロレアル・グランドチャンピョンコンクール最優秀賞やJHAのファイナリストなど多くの受賞歴を持つ。

井上未貴 さん
PROFILE

高津美容専門学校卒業後、(有)ヒカリ美容室入社1年目。大阪府出身。
学生時代からさまざまなワインディングコンテストで優勝・準優勝を獲得し、2007年(有)ヒカリ美容室入社後も三都杯にてワインディング部門グランプリを獲得する。

HIKARIS hair

スタッフ数約40名、大阪兵庫併せて7店舗展開中のヒカリスヘアーを紹介します。