カラリストという選択

新しく生まれ変わったビューティーエッグ。
これからビューティーエッグでは、美容業界で活躍するいろいろな美容人にスポットをあてお話をうかがっていきます。
まず第一回目は、京都に4月にOPENしたIVAn paduart hairの店長、山口憲太郎さん。山口さんは日々のサロンワークをはじめ、メーカーとの薬剤共同開発、セミナー講師として、多岐にわたって活躍されているカラリストさんです。「カラリストという選択」をしたいきさつなど、カラリストのお仕事についてお話いただきました。

-ではまず、そもそもどうして美容師に?

僕、奈良出身で、もともとは伝統工芸の職人さんになりたかったんです。小さな頃からまわりに伝統工芸にたずさわる人がわりといて。伝統工芸って、京都ってイメージが強いとは思うんですけど、結構奈良も多いんですよ。身近に近所のオジサンとか、〜職人だったりして、僕も自然とモノをつくるヒトになりたいって憧れていたんです。でも身近にいても、実際は家族にはそういうヒトはいなくて、なり方がわからなかった。「どうやったらなれるんだ」って、「どこかに弟子入り!?」なんて考えていたのが、高校時代。ちょうど、その時美容師ブームがきてて、クラブとかでも美容師さんと知り合いになって、存在っていうものが身近にあったんです。それで同じモノづくりなら美容っていうのも面白いんじゃないかと思うようになって、美容師になることを決めたんです。
決めたら即行動。高3だったんですけど、高校に行きながら大阪の高津美容専門学校の通信制に通いました。高校に行きながらっていうのは、正直しんどかったですけど、早く美容師になりたくてあまり苦にはなりませんでしたね。そんで、その時アルバイトとして入店したのが今の店の本店であるIVAn PEAK hair。僕にカラリストになるきかっけをくれたオーナー田野との出会いでした。

きっかけはオーナーさんだったんですね。でもどういったいきさつがあったのですか?


美容学校を卒業IVAn2年目ぐらいの時ですね、転機は。もう少しでスタイリストっていう時、実は僕の中に迷いみたいなものができてしまっていたんですよ。もともとが、モノづくりをやりたいっていうのが先で、美容師っていうのは後からついてきたっていうところがあったから、プロになりきれい部分が正直あったんです。そういう自分が悔しくて悩んで、「環境を変えなければ」って思うようになったんです。それで、「店を辞めよう」「東京にでも行ってみよう」と決めて、オーナーの田野に「辞める。」と言いました。そうしたら、「どうせ環境を変えるなら、カラリストになってみないか。」と言われまして。
それからいろいろあったんですけど、以前オーナーも通っていた当時masagoのトップカラリスト、現montblan criketオーナーの大川勇治さんのカラーアカデミーに通いました。田野は、「あそこに通えば、ものになるとすれば必ずなる」って思ったそうです。

-そうだったんですね。でもそれからって、大変だったじゃないですか?だって、お店の中で初めてのカラリストさんだったワケですよね?

はい、最初は大変でした。『カラリストのいるサロンというシステム』を作るのに苦労しました。僕もまだ20歳と若くてとんがってた部分もあって、言いたい事ははっきり言ってましたし、正直先輩スタイリストとも結構もめました。先輩達からすると、僕がカラーをやるわけだから、その分彼らの取り分って自然と減るわけだし。山口に客を回すなってことになってましたね。僕としても、カラーには絶対の自信があったし一番上手いって思ってたから、余計悩みました。結局スタッフの大半が入れ替わる事になりました。
そうやって紆余曲折があって、かなりいろいろと苦労はしました。けれど、そうしているうちに、頑張っていると自然と結果もついてくるもので、カラーを売る店としてのIVAnのスタンスが出来上がり、僕にもたくさんのお客様がついてくれるようになったんです。


-そうですか、やはりいろいろ大変だったんですね。そうやってIVAnさんの現在の形が出来上がり、山口さんの後につづき奈良本店には何人かのカラリストさんが誕生しているワケですが、カラリストさんとスタイリストさんが共存するお店の強みってどんなものですか?

そうですね、やはりカラーを売れる店というものが強みだとは思います。お客様もカラリストがいることでカラーに安心感をもってくれますしね。けれども技術面はもちろんなんですが、それ以上によかったのが店全体のお客様へのアプローチの仕方が変わったっていうことです。一人のお客様に対してスタイリストと二人で接客するわけですから、お互いのフォローができる分アプローチもしやすくなりました。それにカラリストって、一歩離れた場所から、お客様とスタイリストとのやりとりを第三者的な目で見えるものなんです。お店の動きを把握しやすくなりましたね。そうするとスタイリストをはじめスタッフみんなにアドバイスもできますし、お店の動きがかなり良くなった気がします。お客様への接客のクオリティーがより高くなったと思います。

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山口憲太郎さん
PROFILE

奈良県出身。masagoカラーアカデミーディプロマ取得後、IVAn PEAK HAIRでトップカラリスト、ディレクターを務め、現IVAn paduart hair店長兼カラリスト。サロンワーク・一般誌・セミナー・薬剤開発など多方面で活躍中。ハイレベルなカラー技術、カラー知識はもちろん専任カラーリストを始めた経験から、教育カリキュラム、組織作りといった面での知識も豊富に持つ。

IVAn paduart hair

京都の人気スポット三条の富小路に4月NEW OPEN!
IVAn paduart hairをご紹介します。